ページの先頭です。 メニューを飛ばして本文へ
トップページ > 組織でさがす > 産業観光課 > 第13回 綾町照葉短歌賞 入賞作品決定

本文

第13回 綾町照葉短歌賞 入賞作品決定

選者 伊藤一彥氏による選考が終了し、以下の作品が入賞されました。おめでとうございます。

また今年は、新型コロナウイルス感染癥の感染拡大防止のため、表彰式を中止することとしました。

関係者の方には申し訳ございませんが、ご理解いただきますようお願いいたします。

入賞者の方には後日賞狀を送付させていただきまます。

また、次點に選ばれた方には作品集を郵送させていただきます。

 

【一般の部】

 ■最優秀賞 

      田中 亜紀子(三重県)   一生で一番きれいな夕焼けを見てしまったかもしれない君と

 ■優秀賞   

   松下 なち(宮崎市)      こうやってねクジャクがはねをひろげることだよ五歳児による「愛」の解説

  安藤 奈穂美(綾町)      息子の結婚うれしいはずが甘ずっぱい昔なつかし失戀気分

 ■佳作      

  小路 あかね(熊本県)    琴の音をひとつふたつと零しては君の不在の深さを測る

   鈴木 みち子(綾町)       骨折の我に「見るな」と夫は言い具材の粗き味噌汁作る

   木村 美貴子(青森県)    ひとつある菓子をふたつに分けあいて旨さが倍に嬉しい誤算

【高校生の部】                                         

 ■最優秀賞 

    大野 俊太朗(宮崎市)    「適量」じゃ分からないんだスパイスの量も君へのメールの數も

 ■優秀賞   

  高浦 海音(延岡市)     ひとつだけプレゼントしてくれるなら「あなたの名字」なんてね冗談

   有村 未和(宮崎市)     大丈夫?その一言が聞きたくて今日もあなたを心配させる

 ■佳作 

    飯干 憐美(西臼杵郡)   君だけはすぐに見つかるいつだって捜し物は見つからないのに

    宮浦 詩音(日南市)     はちみつを溶かしたような君の目に見つめられると溺れちゃう

    遠竹 翔   (宮崎市)    別れ際君のまたねは明るいが私のまたねは少し暗い

【小中學生の部】                                         

 ■最優秀賞

     最上川ひまり       都城市    「すきです」と言えないからさがんばれをあなたにむけて何度も叫ぶ

 ■優秀賞

    小里 月乃           宮崎市    ごめんねと聞こえない距離でつぶやいた野菜を切る手が一瞬止まった

   井園 妃那           宮崎市    「君が好き」伝えた後の関係が平均臺よりはるかにこわい

 ■佳作

  那須 みらい       日向市    犬ほしい母にねだるも斷られかわりに愛でる近所の子ヤギ

  村岡 奈菜美       宮崎市    母の愛素直になれないもどかしさ機の上に冷たいココア  

  岡本 颯太           宮崎市    君はどんな魔法をぼくにかけたんだ君が笑うとドキドキしちゃう

 

【次點】

 ■一般の部

  二宮 正博(福岡県)     ちょっとだけ泣いても後は笑顔にて暮らしてほしい私の死後は

  末角 野衣(北海道)     手に殘るあなたの匂いが優しくて香水つけるのやめました

  渡辺 廣之(大阪府)     「困ったら帰るからね」とパリへ発つ娘よきっと困るのは父

  山本 節子(宮崎市)     ひげや眉いつの間に白くなったのかなほほ笑む夫は永遠のサンタ 

  小野沢 竹次(長野県)    春淺き小さな町の喫茶店初めて逢いし君が我が妻

  香月 智子(宮崎市)     若き日の2人出向いた綾今は家族思いの野菜求めに

  佐藤 優子(綾町)        ほほ笑みであなたの心の湖にさざ波一つ立てられたなら

  永原 潤子(岡山県)     本當は似たもの同士だったかな彼岸花咲く父想う道

  今井 彩美(新富町)     スカスカの二ヶ月前のりんごさえジャムに変えたる白き母の手

  能勢 絢子(宮崎市)     君がもうわたしを好きでないのならわたしがあげた心臓返して

 ■高校生の部 

  佐野 美咲(大阪府)     レジ前の「値下げしました」どら焼きを母と分け合い笑う坂道

  山田 龍綺(宮崎市)     優しさをみんなにふりまく君だけど獨占したいその優しさを

  田﨑 千熙(宮崎市)     ある日のこと「好きな人誰?」と君が聞く「あんただよ」なんて言える訳ない

  宮原 さり(宮崎市)      息切らし君を追い抜く登校路まなこに指令「連寫スタート」

  押方 花音(西臼杵郡)  不器用な君からの手紙くつ箱に昨日の夜の君を想う

  菅野 椋(宮崎市)      悲しみはいなくなって押しよせるもう一度だけ祖父に會いたい  

  出水 颯真(宮崎市)     「寒いね」とそれしか言えない帰り道一緒に帰れるその暖かさ

  杉山 敬次(宮崎市)     好きなのは分かっているのにまだ遠い草食系とはこういうことか

  森 陽菜(延岡市)      馬鹿みたいけど忘れられない見ていたい未完成のパズルのピース

  徳永 淳哉(延岡市)    「話さない」Lineでケンカ仲直り漢字変換もう「離さない」

 ■小中學生の部

  松浦 寧音(西都市)     授業中君と目が合いついそらすいつまでこれが続くんだろう

  橫山 奈乃子(宮城県)   大好きなあなたの笑顔見るためにいつもあなたを笑わせる僕

  太田原麻央(宮崎市)    伝えたいたった2文字のメッセージこわがってしまう「ごめん」の3文字 

  杉田 悠吏(宮崎市)     あの人との青春の思い出戀の味私はいちごあなたはみかん

  井上 亜美(宮崎市)     なぜだろう作者の気持ちは分かるのに君の心は解読不能

  清水穂乃佳(宮崎市)    こんなにも毎日毎日話すのに結局ほんとの君知らぬまま

  今井 心咲(牧方市)     ブランコをこいでるきみを見ているとゆれる心とさくらにきづく

  小田 想(児湯郡)      みんなとは大聲出して笑うけど君の前ではまるでお嬢様

  中別府 愛(都城市)     私には愛など戀など関係ないだって名前に愛があるから

  久保 希絆(都城市)     冷え癥の僕の手握る君の手はやけどするくらい熱くて優しい

【作品評 伊藤一彥氏】

第十三回を迎えた「綾町?照葉短歌賞」今年も新鮮で魅力的な作品が多數寄せられました。

それらの中から選んだ入賞?入選作品についてコメントします。

【一般の部】

 最優秀賞の田中さん、「一生で一番きれいな夕焼け」とは大膽な言い方ですね。

 他ならぬ「君」と見たからです。「かもしれない」と婉曲に言って成功しました。

 優秀賞の松下さん、何ともマセた五歳児ですが、親の教育がいいのですね。

 上の句の子どもの言葉を生かした表現が見事です。

 安藤さん、結句に「失戀気分」を持ってきたのがいいですね。「甘ずっぱい」も生きています。

 佳作の三人も入賞作品におとらずよかったです。小路さん、鈴木さん、木村さん、それぞれ下の句が印象深いです。

【高校生の部】

 最優秀賞の大野さん、「適量」を上の句で問いかけて下の句に「スパイスの量」と

 「君へのメールの數」を置いた歌い方が鮮やかです。

 優秀賞の高浦さん、結句の「なんてね冗談」がいいですね。冗談と見せかけて本音を言ったのですね。

 相手に通じたでしょうか。有森さん、わざと「あなたを心配させる」とはなるほどと思いました。

 佳作の三人もよかったです。飯干さんのウィット、宮浦さんのユーモア、遠竹さんの率直さ、いずれも心に殘りました。

【小中學生の部】

 最優秀賞の最上川さん、確かに「すきです」とはなかなか言えないですね。

 「何度も叫ぶ」の「何度も」にインパクトがあります。

 優秀賞の小里さん、「ごめんね」と言いたかった相手は親でしょうか。

 下の句の場面の表現が巧みで感心しました。

 井園さん、「平均臺よりはるかにこわい」のたとえが作者の不安を十二分に伝えますね。

 佳作の三人もよかったです。那須さんと村岡さんのそれぞれの下の句、岡本さんの上の句、実感のある表現です。

 

 來年もよい作品をお待ちします。


久久影院-国产久久亚洲美女久久